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船橋整骨院BLOG
- 「痛み」はどのように出るかご存じですか?
- 2026/11/05
今回は「痛み」の出方を簡単にお伝えしてゆきたいと思います。
筋肉・関節から脳まで、痛みが伝わる仕組み
首が痛い、肩が重い、腰が痛い、膝が痛い。
私たちは普段、「痛い場所が悪いから痛い」と考えがちです。
筋肉や関節、腱や靭帯などに炎症や傷があれば、それが痛みの大きな原因になることがあります。しかし、実際に私たちが「痛い」と感じるまでには、身体の中でいくつもの段階があります。
痛みは、痛い場所だけで完成するものではありません。
筋肉や関節で起きた変化を神経が受け取り、その情報が脊髄を通って脳へ送られ、最終的に脳が「痛い」と感じることで、私たちは痛みを自覚します。
今回は、首・肩・腰・膝など、さまざまな痛みに共通する「痛みが感じられるまでの仕組み」をご説明します。
私たちの身体には、筋肉や関節、腱、靱帯、皮膚など、さまざまな場所に神経があります。
その中には、身体に強い負担や危険な刺激が加わっていないかを監視する、「身体のセンサー」のような働きをする神経があります。
例えば、重い物を持ち上げたときに腰の筋肉に強い負担がかかったとします。
また、膝をひねったり、首を急に動かしたりした場合にも、筋肉や関節の周囲には普段とは違う力が加わります。
身体のセンサーは、このような刺激を感じ取ると、「ここに強い力が加わっています」「組織に負担がかかっているかもしれません」という情報を作ります。
ここで大切なのは、この段階では、まだ私たちは「痛い」と感じているわけではありません。
身体の中で起きているのは、「痛み」そのものではなく、身体から脳へ送るための危険信号なのです。
身体で起こった刺激は、各神経を通り脊髄を経由して脳に伝わります。
脊髄は単なる通り道ではなく、情報を調整する重要な場所です。
ご存じの方も多いかと思いますが、膝のお皿の下を軽く叩くと、足(下腿部)が動くテストがあります。
これは脊髄反射というもので、正確には膝蓋腱という場所を叩くと、膝蓋腱につながっている大腿四頭筋が一瞬の事なのですが伸ばされます。
そうすると、大腿四頭筋の中にある「筋紡錘」というセンサーがその伸びを感知し、脊髄へ情報を送る。
その情報が脊髄が受け脳を介さずに大腿四頭筋へ収縮せるという命令が出されます。
脊髄は中枢神経といわれるように、ただの伝達通路だけではございません。
ですが最終的に「痛い」と感じるのは脳です。脊髄を通った情報は、最終的に脳へ送られます。
そして脳は、身体から送られてきた情報を受け取って、「この場所にどのくらいの負担がかかっているのだろう?」「身体を守る必要があるだろうか?」
と判断します。
その結果、脳が「注意が必要だ」「この身体を守らなければならない」と判断したときに、私たちは痛みを感じます。
痛みには、上記したような防御的な痛みと、足をぶつけ実際に身体には衝撃が加わり、炎症が起きていれば、組織にも実際の変化が起こっています。
その情報を神経が受け取り、脊髄を通って脳へ送ります。
そして脳がその情報を処理することで、私たちは「痛い」と感じます。
このように皮膚や筋肉などの組織にダメージが加わるとその周囲では身体を修復する反応が起こります。
この時、傷ついた細胞や周囲の組織から「プロスタグランジン」「ブラジキニン」「サイトカイン」など様々な化学物質が関与します。
痛みは、身体に何か異常や負担が起きていることを知らせてくれる、とても大切な防御システムなのです。
痛みに種類は大きく2つお伝えしましたが、もう一つよくご質問を受けることが
「同じケガでも、痛みの強さが違うことがあるのはなぜ?」です。
痛みの強さは、必ずしも傷の大きさに比例するものではないことも多い事です。
例えば、スポーツをしている最中にケガをしたのに、その場ではあまり痛みを感じず、試合が終わってから痛みが強くなることがあります。
また、同じ程度の腰痛でも、「よく眠れた日は楽」「疲れている日は痛い」「不安が強いと痛みが気になる」「何かに集中していると痛みを忘れている」といった経験をしたことがある方もいると思います。
これは、痛みが単純に「筋肉が傷ついた量」だけで決まっているわけではないからです。
脳は身体から送られてくる情報だけでなく、そのときの身体全体の状態や、周囲の状況なども含めて情報を処理しています。
そのため、疲労、睡眠不足、ストレス、不安などが重なると、痛みが強く感じることがありますが、これは「気持ちの問題」という事ではありません。
痛みを感じる神経や脳のシステムが身体の状態によって影響を受けることがある為です。
筋肉が硬くなるのも、身体を守る反応の一つです
痛みがあると、私たちの身体はその場所を守ろうとします。
例えば腰を痛めたとき、無意識に腰の周りの筋肉が硬くなり、身体を動かしにくくなることがあります。
これは身体が、「これ以上、ここを動かさない方がいいかもしれない」と判断し、その周囲を守ろうとしている反応の一つです。
短期間であれば、このような筋肉の緊張は身体を守るために役立つことがあります。
しかし、痛みや不安によって筋肉の緊張が長く続くと、今度は筋肉そのものに負担がかかる場合があります。
身体が守ろうとして筋肉を緊張させる➡筋肉が疲れたり、動きにくくなったりする➡さらに痛みを感じやすくなる。
という悪循環につながることもあります。
そのため、「筋肉が硬いから痛い」と単純に考えるのではなく、筋肉のどこに負担や緊張が痛みに関係しているのか?この両方を考えることが大切です。
痛みを改善するためには、「痛い場所」だけを見るわけではありません
もちろん、痛みが出ている場所を確認することは、炎症があるのか、筋肉や関節にどのような負担が掛かっているかを確認する必要があります。
しかし、それと同時に、「どのような動作で痛むのか」「どのくらい筋肉が緊張しているのか」「身体の動きに偏りがないか」「神経が敏感になっていないか」
「痛みをかばって動き方が変わっていないか」なども考える必要があります。
痛みは、単純に一つの原因だけで起きているとは限らないからです。身体から脳までのチームプレーで感じています。
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